30 10月

「赦し合う心を育むことを祈る」

私は、古典中の古典の書から、人(相手)を『赦す』ことの大切さを絶えず学んできました。
それは、私自身の過去から現在にいたるまでの過ちが赦されるためであります。
相手を赦すことが、自分を赦すことであることを深く悟りたいものです。
完璧なる人間など存在しません。人間が赦し、赦されて生きる存在であることを忘れてはなりません。
社会では悪意がなくても、自分の意にそわない出来事はいつでも起こります。だからこそ、心を広くして互いに赦し合うことがとても大切なことになるのです。
自分の心をいたわり、やすらぐ世界へと導くためにはかかせません。
人間の心が、複雑で、単純で、簡単な宇宙ではないからこそ、私は何度も伝えているのです。自分に対しても。
赦しなき人間関係に世界平和と正義が実現できないことを人類の歴史が証明しています。
祈り…。『沈黙の神よ。赦し合う力を我らに与えたまえ』。